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大型で猛烈な台風22号 フィリピン・ルソン島に上陸

2018/09/15 06:59 ウェザーニュース

フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によると、日本時間の15日2時40分頃、台風22号(マンクット)はフィリピンのルソン島北部に上陸したとみられます。非常に発達した状態で上陸したため、暴風雨や高潮による被害の発生が懸念されます。

▼台風22号 15日(土)3時現在
(日本の気象庁による解析)
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  大型
 強さ階級   猛烈な
 移動     西北西 30 km/h
 中心気圧   905 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 80 m/s
>> 最新の台風情報

上陸時も猛烈な勢力を維持か

気象庁による解析では、15日(土)3時時点で最大風速は55m/sと猛烈な勢力を維持しているものとみられます。
このため、フィリピン北部などでは瞬間的に80m/sに達するような猛烈な風が吹き、総雨量が500mmに達するほどの大雨となるところがある見込みで、甚大な被害の発生が懸念されます。

台風は今後、上陸したことでやや勢力を落として南シナ海に抜け、明日16日(日)には香港の南に進みます。香港は「危険半円」と呼ばれる進路の右側に入るため、瞬間的に50m/sを超えるような暴風が吹くおそれがあります。

>> 3つの気象機関の進路・影響予想〔会員メニュー〕

沖縄は大しけ 高波に警戒

沖縄は台風の進路からは離れているものの、南西諸島の太平洋側は波がかなり高くなっています。特に先島諸島の沿岸では、有義波高が7~8mの大しけとなるおそれがあるため、マリンレジャーは控えてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風22号のマンクット( Mangkhut / มังคุด )は、タイが提案した名称で、マンゴスチンのことです。

動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より
※ページ内で再生が出来ない場合は、https://youtu.be/K6ntEdLMcV0からご覧ください。