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猛烈で大型の台風22号 15日朝フィリピンに上陸か

2018/09/14 17:17 ウェザーニュース

台風22号は14日(金)15時現在、フィリピンの東の海上にあって、西北西に時速25kmで進んでいます。
中心気圧は905hPa、中心付近の最大風速は55m/sで、依然として大型で猛烈な勢力です。

▼台風22号 14日(金)15時現在
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  大型
 強さ階級   猛烈な
 移動     西北西 25 km/h
 中心気圧   905 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 80 m/s
>>最新の台風情報

15日(土)早朝にかけフィリピン北部に上陸へ

台風は15日(土)早朝にかけてフィリピンのルソン島北部に上陸する見込みです。

フィリピン北部では広い範囲が大雨、暴風に見舞われます。台風の進路に近いエリアでは500mmを超える雨が降り、瞬間風速は60~70m/sに達すると予想され、甚大な被害が懸念されます。

3連休でこの方面への旅行などを計画されている方は、現地の情報等をご確認ください。

15日(土)午後には南シナ海に抜け、16日(日)にかけて香港に接近しそうです。勢力は幾分衰えるものの、強い勢力を保って香港に近づきます。「危険半円」と呼ばれる進路の右側に入るため、瞬間的に50m/sを超えるような暴風の危険性があります。
>>3つの気象機関の詳しい進路予想とその影響〔会員メニュー〕

沖縄は大しけ 高波に警戒

台風の進路からは離れているものの、南西諸島の太平洋側はすでに波が高く、明日15日(土)にかけてはさらに波が高くなりそうです。
特に先島沿岸は7~8mの大しけとなる恐れがあるため、特に海岸付近では警戒をしてください。

台風の名前

台風22号のマンクット( Mangkhut / มังคุด )は、タイが提案した名称で、マンゴスチンのことです。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

気象予報士による動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より