12日(水)午前、海上自衛隊硫黄島航空基地が行った航空機による上空からの観測では、硫黄島南側の沿岸で、海水が海面から5から10mの高さまで噴出しているのが確認されました。
硫黄島周辺では今月8日(土)2時頃から火山性地震の多い状態が続き、昨日11日(火)20時頃から発生した微動が今日20時35分現在も継続しており、火山活動が活発な状況が続いています。
今後も噴火が発生する可能性がありますので、従来から小規模な噴火がみられていた領域や沿岸では、引き続き噴火に警戒が必要です。
今回海底噴火が発生したと推定される地点(翁浜の沖)の周辺では、2001年9月21日にも海底噴火が発生しています。
気象庁は硫黄島について、火口周辺警報(火口周辺危険)の発表を継続しています。