facebook line twitter mail

北海道胆振東部地震 余震さらに減少、12日は震度3以上なし

2018/09/12 15:49 ウェザーニュース

6日(木)未明に発生した北海道胆振東部地震に伴う余震は12日(水)になり、さらに減少しています。

15時までに観測した震度1以上の地震は4回のみで、震度3以上の地震は11日(火)19時7分を最後に発生していません。

体に感じない地震の状況を見ても、本震の発生前に比べると依然として発生回数は多いものの、順調に減ってきました。
>>余震など全国の最新地震情報

岩手・宮城内陸地震と似た傾向か

内陸を震源とする地震としては余震活動が非常に活発だった2004年の新潟県中越地震では本震の10日以上後にM5超の余震が発生。

一方で、今回と同様に山間部での地すべり被害が多発した、2008年の岩手・宮城内陸地震は4日目以降にM5超の余震は起きていません。

【本震から5日目までの余震回数(M4以上)】
 北海道胆振東部地震 30回(11日まで・速報値)
 新潟県中越地震   82回
 岩手・宮城内陸地震 53回  

強い余震の危険性は徐々に小さく

地震はそれぞれに特徴があるため一概には言えませんが、現在の余震回数などを見ると、2008年の岩手・宮城内陸地震に比較的似た傾向を見せており、強い余震の危険性は徐々に小さくなっていると言えそうです。

ただ、本震で不安定になっている斜面や建物は、小さな揺れでも崩れることがありますので、引き続き危険な所には近づかないようにしてください。
>>北海道胆振東部地震特設サイト