具材の「食感」と「塩気」によって合うお米は変わる
ひとくちにおむすびと言っても、その具材はさまざま。「おむすびの具材の食感と塩気によって選ぶお米は変わり、具材とお米の融合も変わります」と話すのは、「小池精米店」(東京・原宿)店主の小池理雄さん。
現実的には具材に合わせて1個ずつのおむすびのお米を変えるのは難しいかもしれませんが、「おむすびやお米に興味を持ってもらうきっかけになれば…」と小池さん。しゃけ、ツナマヨなど、好きな具材が決まっていれば、すぐに試すことができそうです。
現実的には具材に合わせて1個ずつのおむすびのお米を変えるのは難しいかもしれませんが、「おむすびやお米に興味を持ってもらうきっかけになれば…」と小池さん。しゃけ、ツナマヨなど、好きな具材が決まっていれば、すぐに試すことができそうです。
お米選びのポイントは「粒の硬さ」や「味の強さ」
小池さんによると、お米選びのポイントは次の2点だそうです。
・お米の粒が硬さ・張り・味の強さ
・具材の味の濃さ
■「しゃけ」の場合
品種:『さがびより』や『いちほまれ』
しゃけは食感がやや硬いため、張りがあるお米が合う。また、塩味が強いので、味の強い品種のお米がオススメ。
■「ツナマヨ」の場合
品種:『ひとめぼれ』
ツナマヨは軟らかくて油っぽいため、米粒の間に流し込めるように米粒がしっかりしている品種のお米がオススメ。
・お米の粒が硬さ・張り・味の強さ
・具材の味の濃さ
■「しゃけ」の場合
品種:『さがびより』や『いちほまれ』
しゃけは食感がやや硬いため、張りがあるお米が合う。また、塩味が強いので、味の強い品種のお米がオススメ。
■「ツナマヨ」の場合
品種:『ひとめぼれ』
ツナマヨは軟らかくて油っぽいため、米粒の間に流し込めるように米粒がしっかりしている品種のお米がオススメ。
「カリカリ梅」と「軟らか梅干し」でお米を使い分け
梅の場合は、「カリカリ梅」か「軟らかい梅干し」か、食感の違いによって合うお米も変わると小池さんは言います。
■カリカリ梅の場合
品種:『森のくまさん』
カリカリ梅は、噛むと硬いまま細かくなるので、お米の粒がしっかりしてパラパラのカリカリ梅をキャッチできるお米がオススメ。この品種は塩味を程良く中和できる味の強さもある。
■軟らかい梅干しの場合
品種:『にこまる』
しっかりとした粒と軟らかめの食感のお米の方が、梅干しの果肉としっかり混ざり合う。強い塩味も受け止められる味わいがあるお米。
■カリカリ梅の場合
品種:『森のくまさん』
カリカリ梅は、噛むと硬いまま細かくなるので、お米の粒がしっかりしてパラパラのカリカリ梅をキャッチできるお米がオススメ。この品種は塩味を程良く中和できる味の強さもある。
■軟らかい梅干しの場合
品種:『にこまる』
しっかりとした粒と軟らかめの食感のお米の方が、梅干しの果肉としっかり混ざり合う。強い塩味も受け止められる味わいがあるお米。
お米の種類を選んでおむすびを楽しもう
おむすびはあくまでお米が主役と考えると、具材だけでなく、お米を選ぶという小池さんの提案に納得。
ただし、「品種は一般的な味わいということで、産地や生産者によって違います」と小池さん。しゃけの場合は脂の強さや塩味、ツナマヨの場合は軟らかさなどに違いがあります。
小池さんの提案を参考にしながら、自分好みのお米を探してみてはいかがでしょうか。
取材・文/柏木智帆(お米ライター)
ただし、「品種は一般的な味わいということで、産地や生産者によって違います」と小池さん。しゃけの場合は脂の強さや塩味、ツナマヨの場合は軟らかさなどに違いがあります。
小池さんの提案を参考にしながら、自分好みのお米を探してみてはいかがでしょうか。
取材・文/柏木智帆(お米ライター)