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9月は竜巻発生のピーク
身を守る方法とは

2018/09/15 08:51 ウェザーニュース

積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい渦巻きである「竜巻」。現象次第は局地的ではありますが、その風は台風以上に強く、破壊力は気象現象の中で最大と言われています。

気象庁のまとめによると、9月は竜巻の発生発生数が年間で最も多い時期となっています。そこで、もし遭遇してしまった場合に身を守る方法をご紹介します。

前兆を知る

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凄まじい威力の竜巻から身を守るには、前兆を把握しておくことが重要です。
以下の変化を感じたら、迅速に避難してください。

・黒い雲が近づいて、辺りが暗くなる
・急に冷たい風が吹く
・雷鳴が聞こえる
・耳鳴りがする

避難する際、屋外にいる場合は速やかに建物の中へ。
※ただし車庫や物置などプレハブに避難するのは危険です。

屋内の場合は、家の1階に避難してください。シャッターやカーテンを閉めるのはもちろんですが、念のため窓から距離を取る、もしくは窓のないところで竜巻の通過を待ってください。

事前の備え

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飛来物によって窓が割れた場合、飛び散った破片は非常に危険です。被害を最小限にするためにも、事前に飛散防止フィルムを窓に貼っておくと良いそうです。

他にも、現在加入している火災保険の補償内容を見なおしておくことも大切です。竜巻によって一瞬で屋根や家の2階部分が吹き飛ばされた、飛んできた物によって建物の外壁が壊れたといった例は珍しくありません。竜巻による被害も保険の対象になっているか、早めに確認しておいてください。

〔あわせて読みたい〕この時期特に注意な竜巻

参考資料など

気象庁「竜巻等 突風災害とその対応」http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/24part1/24-1-sankou6.pdf

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