似ている点:前線停滞の気圧配置
西日本豪雨と同様に、東の海上に太平洋高気圧があり、中国大陸に上空の気圧の谷があり、日本列島の上空は、南西から湿った風が流れ込みやすい「西谷」と呼ばれる気圧配置になっています。
さらに、気圧の谷が深く、上空の風の流れが滞りやすいため、「西谷」が長時間続き、前線の停滞が長引きやすいのが問題です。
さらに、気圧の谷が深く、上空の風の流れが滞りやすいため、「西谷」が長時間続き、前線の停滞が長引きやすいのが問題です。
似ていない点:強い雨雲の範囲・継続時間
西日本豪雨の時は、本州付近に梅雨前線が停滞していました。
前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回り込む風と対流活動が活発だった東シナ海から流れ込む風が合流し、非常に湿った強い南西風が持続したことで、広範囲かつ長時間、雨雲の発達が続きました。
今回も、本州付近に停滞する秋雨前線に向かって南西風が流れ込みますが、西日本豪雨時ほどの強い風ではなく、空気中の水分量も当時に比べると少なめです。
このため、西日本豪雨に比べると、発達した雨雲が陸地にかかる範囲や継続時間は西日本豪雨に比べると、広範囲ではなさそうです。
前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回り込む風と対流活動が活発だった東シナ海から流れ込む風が合流し、非常に湿った強い南西風が持続したことで、広範囲かつ長時間、雨雲の発達が続きました。
今回も、本州付近に停滞する秋雨前線に向かって南西風が流れ込みますが、西日本豪雨時ほどの強い風ではなく、空気中の水分量も当時に比べると少なめです。
このため、西日本豪雨に比べると、発達した雨雲が陸地にかかる範囲や継続時間は西日本豪雨に比べると、広範囲ではなさそうです。
二次災害発生に注意
これから10日(月)にかけて、西日本や北陸を中心に断続的に雨が強くなり、大雨の恐れがあります。
先日の台風21号による雨で、地盤が緩んでいる所もあるため、土砂災害や川の増水に注意が必要です。また、最新の雨情報をご確認ください。
>>最新の雨雲の様子を見る
先日の台風21号による雨で、地盤が緩んでいる所もあるため、土砂災害や川の増水に注意が必要です。また、最新の雨情報をご確認ください。
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