facebook line twitter mail

台風21号 北日本の日本海側 暴風雨警戒

2018/09/07 23:14 ウェザーニュース

台風21号は強い勢力を維持し、速度を上げて日本海を北上しています。

4日(火)21時現在、佐渡市の北約80kmを北北東に時速70kmで進んでいて、中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は35m/sと徐々に勢力を落としています。
▼台風21号 4日(火) 21時現在
 存在地域   佐渡市の北約80km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北北東 70 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   35 m/s
 最大瞬間風速 50 m/s
>>最新の台風情報
台風の通過に伴い、近畿は記録的な暴風に見舞われました。最大瞬間風速は関空島で58.1m/s、和歌山で57.4m/s、大阪で47.4m/sを観測。和歌山は観測史上1位、大阪は観測史上3位で57年ぶりとなる暴風です。

今後も足早に北日本へ

台風は日本海に抜けた後、温帯低気圧に性質を変えながら北上を続けます。時速70km前後までスピードを上げ、北日本の日本海側沿いを暴風域に巻き込みながら進んでいきます。
温帯低気圧に変わることで、勢力を維持し、北日本でも広い範囲で強い風が吹き荒れます。沿岸部を中心に瞬間的には40m/sを超える暴風の恐れがあるため、警戒が必要です。

明朝にかけ関東、東海で激しい雨の恐れ

今後、関東や東海など、台風本体から遠い太平洋側でも雨の強まる所がありそうです。

南から流れ込む暖かな湿った空気と、西から流れ込んでくる冷たい空気の境目に前線が形成され雨雲が発達している状態です。

この前線が、4日(火)深夜から5日(水)の早朝にかけて東海から関東を通過し、局地的に激しい雨を降らせます。

1時間に50mmを超えるような雨が降り、道路冠水や中小河川の増水の恐れがあります。静岡や関東西部の山沿いは午前中から断続的に雨が降り続いているため、土砂災害にもご注意ください。

予報士による動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より