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霧島山・新燃岳で継続時間の長い火山性微動 傾斜の変動も

4日(火)15時30分頃の新燃岳の様子

2018/09/04 16:47 ウェザーニュース

宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山・新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が増減を繰り返しており、昨日3日(月)は振幅の大きな低周波地震が発生しました。

今日4日(火)には火山性微動や傾斜変動も

また、今日4日(火)9時頃から地震回数が増加し、12時51分頃には火山性微動が発生しました。

微動の継続時間は約16分間とやや長く、火山性微動の発生に伴って、高千穂河原観測点の傾斜計では新燃岳の火口方向が沈降する変動が確認されています。
現地の天候が悪いことから、噴煙の状況は確認できていません。
降灰も確認されていませんが、新燃岳の東側で火山ガスの臭気があったことから、火山ガスの放出量が一時的に増加したと見られます。

新燃岳では引き続き小規模な噴火の発生する可能性があるため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
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