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神戸市では甚大な浸水被害 台風21号の記録的高潮で

2018/09/04 17:57 ウェザーニュース

非常に強い勢力の台風21号は徳島県南部に上陸したのち、4日(火)14時頃には神戸市付近に再上陸しました。中心気圧が950hPa台と非常に低いため、吸い上げ効果が大きく、近畿や四国を中心に潮位が非常に高くなっています。この影響で、神戸市の海沿いでは甚大な被害が発生しています。
神戸市より
記事冒頭の写真と2枚目の写真は共に神戸市の様子です。
水位が腰が浸かるほどの高さまで到達しており、人々は荷物を持ち上げながら避難している状況。
さらに、駐車場と見られる場所では、駐車中の複数台の車が水に浮いている様子が見て取れます。

神戸の潮位は過去最高に

神戸の潮位は平常時を2m近く、大阪も平常時を2.5mも上回り、いずれも1961年に第2室戸台風が上陸した時の過去最高潮位を上回りました。

夜に満潮を迎える場所も

すでに満潮時刻が過ぎている場所もありますが、これから満潮を迎える場所があります。
高潮のピークは過ぎたものの、潮位の高い状況が続いているため、しばらくは警戒が必要です。

吹き寄せ効果と吸い上げ効果

台風が接近する際、「吸い上げ効果」と「吹き寄せ効果」により、高潮被害が発生する恐れがあります。

【吸い上げ効果】
台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がる現象。外洋では気圧が1hPa低いと海面が約1cm上昇するといわれています。

【吹き寄せ効果】
海水が風によって海岸に吹き寄せられて海面が上昇すること。特にV字形の湾では、奥へ狭まる地形によって海面上昇が助長させるため、特に海面が高くなります。