台風21号 徳島県南部に上陸
非常に強い勢力で25年ぶり
2018/09/04 12:26 ウェザーニュース
台風21号は4日(火)12時頃、徳島県南部に上陸しました。上陸地点に近い徳島県日和佐では最大瞬間風速50.3m/sを観測。非常に強い勢力を保ったままでの上陸は1993年台風13号以来、25年ぶりのことです。
また、今年の上陸は12、15、20号に続く4個目で、2014年以降、5年連続で平年を上回る上陸数になっています。
▼台風21号 4日(火) 12時推定
存在地域 室戸岬付近
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 北北東 45 km/h
中心気圧 945 hPa
最大風速 45 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 60 m/s
今日夕方には北陸地方へ
台風はさらに加速しながら北上を続け、近畿地方を通過して夕方には北陸地方に達する見込みです。その後は温帯低気圧に変わりながら日本海を1時間に70km前後のスピードで北上し、明日5日(水)の朝には北海道の西まで進む予想となっています。
北日本でも強まる風に注意
台風がスピードを上げて北上するため、まだ台風から遠いエリアでも急激に風雨の強まる恐れがあります。
また、日本海に抜けた後は温帯低気圧に変わるものの、勢力そのものは維持するため、北日本でも風が強く吹く所が多くなりそうです。最新の情報をこまめに確認し、早めの対策を行ってください。
台風の周辺に加え、東側の離れたところでも要警戒
台風は加速しながら北上するため、台風の周辺だけでなく、台風の進行方向の右側(今回は東側)の広い範囲で暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。
また、過去には東側の少し離れたところで竜巻が発生したこともあります。激しい突風にも警戒をしてください。
▼5日(水)までに予想される最大瞬間風速
四国、近畿 60m/s
東海 50m/s
中国、北陸、東北 45m/s
北海道 40m/s
九州南部、関東、伊豆諸島 35m/s
九州北部 30m/s
海は猛烈なしけ 高潮にも警戒
台風周辺や向かって吹き込む風の影響で西日本、東日本の太平洋沿岸では猛烈なシケとなる所があります。また、接近時の中心気圧が低いため、高潮にも警戒をしてください。