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関東・東海 台風21号から伸びる“前線”で強雨も

2018/09/04 17:55 ウェザーニュース

西日本中心に大きな被害をもたらしている台風21号。今後、日本海を北上するなかで関東や東海など、台風本体から遠い太平洋側でも雨の強まる所がありそうです。

その鍵になるのが「前線」です。

前線形成で雨雲が発達

台風が日本海に抜けた後、南から流れ込む暖かな湿った空気と、西から流れ込んでくる冷たい空気の境目に前線が形成されます。南から流れ込む湿った空気には大量の水蒸気が含まれ雨雲が発達します。

最新の雨雲レーダーをみてみると、すでに九州の南部に線状の雨雲が形成されているのがわかります。

4日(火)深夜は東海から関東で
局地的に激しい雨に注意を

4日(火)深夜から5日(水)の早朝にかけて東海から関東を通過し、局地的に激しい雨を降らせます。

1時間に50mmを超えるような雨が降り、道路冠水や中小河川の増水の恐れがあります。静岡や関東西部の山沿いは午前中から断続的に雨が降り続いているため、土砂災害にもご注意ください。

台風の影響がほぼなくなるのは、5日(水)午後になりそうです。
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