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台風21号 勢力を保ち、明日4日(火)近畿~四国に上陸へ

2018/09/03 10:49 ウェザーニュース

台風21号は3日(月)9時現在、南大東島の東北東約220kmの海上にあって、北北西に時速20kmで進んでいます。
中心気圧は940hPa、中心付近の最大風速は45m/sと、依然として非常に強い勢力です。

▼台風21号 3日(月) 9時現在
 存在地域   南大東島の東北東約220km
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北北西 20 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s
>>最新の台風情報

午後も台風は北上を続け、明日4日(火)はやや東に進路を変えて西日本に近づきます。
早ければ4日(火)昼頃にも近畿から四国に上陸する見込みです。

勢力を保ったまま日本に上陸のおそれ

上陸時まで「強い」もしくは「非常に強い」勢力を保っている可能性が高く、西日本の太平洋沿岸では明日4日(火)午前中から風雨の強まるところがあります。

接近・上陸タイミングが少し前後することもあるため、台風対策は今日3日(月)のうちに済ませた方が良さそうです。
>>3つの気象機関の予想と詳しい影響解説〔会員メニュー〕

急に強まる雨風 広範囲で暴風雨に

明日4日(火)午後~夜には日本海に抜け、あさって5日(水)にかけて加速しながら北日本に近づきます。
台風の勢力が強いことや、加速しながら北上するため、台風の周辺だけでなく、広い範囲で暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。

特に台風の進路の右側にあたる、近畿や中部では、台風を流す風も相まってかなりの暴風となる恐れがあります。

また、今回の台風21号は日本列島を通過する時のスピードが比較的速いことから、急に雨風が強まり、いきなり暴風雨となるおそれがあります。

台風接近前に十分な備えをして、油断しないようにしてください。
>>都道府県ごとの詳しい影響解説〔会員メニュー〕

海は猛烈なしけ 高潮にも警戒 

台風周辺や台風に向かって吹き込む風の影響で、西日本・東日本の太平洋沿岸では、10mを超える猛烈なしけとなるところがあります。また、接近時の中心気圧が低いため、高潮にも警戒をしてください。

台風の名前

台風21号の名前「チェービー(Jebi)」は、韓国が提案した名称で、つばめ(燕)のことをさしています。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。