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埼玉で激しい雷雨 突風による影響も

2018/08/31 22:03 ウェザーニュース

関東北部に広がっていた雨雲がまとまりながら南下し、埼玉から茨城県内を中心に激しい雨を降らせています。

16時20分までの1時間に埼玉県鴻巣で25.5mm、茨城県の古河で37.0mmを観測。また、自治体の観測によると10分間で20mm(1時間換算100mm以上)の激しい雨の降った所もあります。

道路冠水の報告も届いており、車の運転には十分な注意が必要です。

関東は今夜にかけて強い雨に注意

撮影:埼玉県川越市
また、雨雲の接近、通過時には強風、突風も伴い、最大瞬間風速はさいたまで18.7m/sを観測しました。越谷からは看板が倒れたとの報告が届き、突風の前兆となる危険な「アーチ雲」も見られているため、雨だけではなく、風や落雷などにも要注意。

関東では夜にかけて強い雨の降りやすい状況が続きそうです。
>>最新の雨雲の様子を見る

アーチ雲とは

発達した積乱雲の下で形成された冷たく重い空気が、その周囲にある暖かく軽い空気の下へ潜り込むことで、「ガストフロント」という小規模な寒冷前線が形成されることがあります。そのガストフロントにより発生する雲が、アーチ状に形成されることから「アーチ雲」と呼ばれます。

アーチ雲が見えると突風や激しい雷雨などの前兆となることがあります。
また、雹や落雷をともない、短時間で猛烈な雨を降らせるため、道路の冠水や河川の急な増水などに注意が必要です。
このような現象は、わずか数分から数十分という短時間で発生する可能性があります。

このような雲を見かけたら、突風や雷雨に備え、すぐ建物の中に避難するようにしてください。