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発達した雨雲は北陸へ南下 激しい雨や河川氾濫に警戒

2018/08/31 12:27 ウェザーニュース

昨日30日(木)から東北地方に大雨をもたらした秋雨前線はゆっくりと南下し、周辺に広がる雨雲も南に移動してきました。

東北南部~北陸で強い雨に

今日31日(金)午前は新潟県上越地方や石川県加賀地方の一部で雨が強まりはじめています。

特に雨雲が集中しているのが、七尾市などの能登地方南部で、七尾市では11時までの3時間で114.5mmの雨を記録しました。
これは、1976年の観測開始以来、1位の記録となっています。
>>最新の雨雲レーダー

山形県や能登半島で大雨に

31日(金)11時までの24時間雨量が、山形県向町では202.5mm、同じく瀬見では201.5mmと200mmを超えており、石川県輪島でも169mmと、山形県周辺や能登半島周辺で100mmを超えた地点が多くなっています。
>>今いるところの24時間雨量

河川氾濫や土砂災害に警戒を

山形県を流れる最上小国川や石川県七尾市の熊木川ではすでに氾濫が発生しており、その他に氾濫危険水位を超過している河川も複数ある状況で、氾濫に対する警戒が必要です。

また、土砂災害警戒判定メッシュ情報で「極めて危険」の水準となっているエリアもあり、土砂災害の恐れも高まっています。

昼過ぎにかけて激しい雨が断続的に降るため、危険を感じたら早めに避難をするようにしてください。