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金沢市はアイスクリーム消費量日本一! その納得できる理由とは?

2018/09/05 15:34 ウェザーニュース

石川県の金沢市は、アイスクリームの消費量が日本一の都市です。なぜこんなにも、金沢市ではアイスを愛する人が多いのでしょうか。

おいしく感じられる気温

毎年、総務省統計局では、県庁所在市や政令指定都市を対象に、さまざまな食品の購入額に関する家計調査をおこなっています。そしてこの調査において、「アイス購入額1位」の座を維持し続けているのが、石川県金沢市なのです。

2015〜2017年の「アイスクリーム・シャーベット」の年平均購入金額(1世帯あたり) は1万1324円でした。この「金沢のアイス人気」の秘密を、金沢市観光協会に聞いてみました。

「金沢の気候が、大きな原因のひとつだと思います。夏の平均気温は26~27℃と暑すぎず、ちょうどアイスクリームがおいしく感じられる気温と言えるのではないでしょうか。また、雪国ですが暖房設備がしっかりしているので、冬でも室内は暖かく、こたつに入ってアイスを楽しむ人も多いと聞きますね」(金沢市観光協会)

また、雨が多い金沢市の気候は、アイスが売れる条件のひとつである「湿度が高い」にも当てはまります。これら「適度な気温の高さ」と「湿度の高さ」が、金沢のアイス人気につながっているようです。

ちなみに、金沢市に次ぐ「アイス購入額2位」は、お隣に位置する似た気候の富山県富山市。気候がアイスの消費に与える影響は、確かに大きいと言えそうですね。

金沢市の文化も影響!?

しかし「金沢のアイス人気」は、単純な気候だけでは語れません。金沢の文化も、大きな影響を与えています。

「和菓子文化が根付いていることもあり、金沢では甘味を好む人が多いと言えます。こういった事情も、アイスの人気に関係しているかもしれません」(金沢市観光協会)

古くから茶の湯の文化が栄えた影響もあり、金沢では和菓子が大いに発展した歴史があります。和菓子を食べる文化も広く根付いていて、前述の総務省統計局の調査では、生菓子(ようかん、まんじゅうを除く)の購入額1位も金沢市。こうした「甘いもの好き」の県民性も、アイスの消費を後押ししているのですね。

また石川県では金沢市に限らず、スーパーなどでよく「アイスの半額セール」が実施されているのだとか。購入意欲を誘うこうした店側の工夫も、金沢でアイスが好まれている原因のひとつと言えそうです。

金沢市では、「金沢の絶品アイスクリームめぐり」といった旅プランを提案するなど、観光客に対しても、積極的にご当地アイスをアピールしています。金沢に行かれた際はぜひ、アイスを楽しむ最適な気候の下で、その味をお楽しみください。

参考資料など

取材協力/金沢市観光協会