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口永良部島 噴火警戒レベルを3に引き下げ

2018/08/29 10:20 ウェザーニュース

※写真は平常時の口永良部島 新岳の様子

今日29日(水)10時、屋久島の西にある口永良部島の噴火警戒レベルが4(避難準備)から3(入山規制)に引き下げられました。口永良部島では8月15日に2015年噴火時と似た位置での火山性地震の増加や火山ガスの増加に伴って噴火の危険性が高まったとして、噴火警戒レベルを4に引き上げました。

今月16日(木)以降は同エリアでの火山性地震は観測されず、火山ガスの放出量も減少。山体の膨張を示すような変化や、上空からの観測での変化も見られないことから、居住地域に重大な被害を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、噴火警戒レベルを引き下げました。

気象庁ライブカメラより
引き続き新岳火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は残っているため、噴火警戒レベルは3(入山規制)となっています。

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲でも火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降る恐れがあるため注意が必要です。
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