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今回の21号発生は過去2番目の早さ 年間30個以上発生の恐れも

2018/08/28 17:32 ウェザーニュース

28日(火)の午前9時、南鳥島近海にあった熱帯低気圧が発達し、台風21号が発生しました。これは1971年(8月10日午後3時発生)に次いで、過去2番目の早さとなります。
過去、台風21号の発生が早い年を見ると、トップ10のうち、上位9つの年で、年間台風発生個数が30個を超えていることがわかります。
8月も残り数日となり、週末からは9月に入ります。9月以降の台風の発生数は平年でも10個以上。平年通りの発生が続くと、台風は30号を超えることになります。

9月以降の台風の動向に注意

台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上します。秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まると、台風の通り道となる太平洋高気圧の縁がちょうど本州付近となり、9月に発生した台風は本州を直撃しやすくなります。

さらに、秋の台風はスピードが早く、台風発生から接近・上陸までの期間が短くなります。

台風が発生したらすぐに進路を確認し、最新情報をチェックしてください。自分のいる場所に接近する予想の場合は、早めに雨戸の点検や溝掃除などの対策を心がけるようにしてください。