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関東広域で雷雨 群馬では危険な「アーチ雲」も出現

2018/08/27 18:09 ウェザーニュース

関東地方は前線の南下と気温の上昇で大気の状態が非常に不安定になっており、午後になって広いエリアで積乱雲が発達しています。特に群馬県から栃木県、埼玉県にかけて活発な雨雲が見られ、宇都宮では17時30分までの1時間に23.5mmの雨を観測しました。
群馬県伊勢崎市で見られた「アーチ雲」
伊勢崎市からは突風や激しい雨の前兆となる「アーチ雲」の報告が届き、その後、雹が降り出してきました。
埼玉県さいたま市
また、埼玉県からも雹の報告が届いています。

アーチ雲とは

発達した積乱雲の下で形成された冷たく重い空気が、その周囲にある暖かく軽い空気の下へ潜り込むことで、「ガストフロント」という小規模な寒冷前線が形成されることがあります。そのガストフロントにより発生する雲が、アーチ状に形成されることから「アーチ雲」と呼ばれます。

アーチ雲が出現するような積乱雲は極めて発達していると言えます。アーチ雲が見えると突風や激しい雷雨などの前兆となることがあります。

今夜いっぱい激しい雨や落雷などに注意

昨日までは北部中心でしたが、今日は南部も含め、広いエリアで危険な状況が続きます。今夜遅くにかけては東京都心を含む各地で激しい雨や落雷、突風、雹などの恐れがありますので、十分にご注意ください。
>>最新の雨雲の様子を見る