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台風20号 徳島県南部に上陸

2018/08/23 22:44 ウェザーニュース

気象庁によると、台風20号は23日(木)21時頃に徳島県南部に上陸しました。

今年の台風の上陸は、12号、15号に続き3つ目となりました。
四国への上陸は2015年11号以来、3年ぶりです。徳島県への上陸は、1951年の統計開始から6つ目になります。
▼台風20号 23日(木) 20時現在
 存在地域   阿南市の南南西約50km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 35 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 55 m/s
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台風はこのあとも北上を続け、四国地方や近畿地方、中国地方を暴風域に巻き込みながら、夜遅くには瀬戸内海から岡山県・兵庫県の県境付近に再上陸し、深夜に日本海に抜ける見込みです。

中国四国地方や近畿地方では暴風雨に厳重警戒

台風の中心に近い徳島県阿南市のアメダス蒲生田では、最大瞬間風速42.6 m/sの暴風を観測しました。また、台風の中心から東に離れた和歌山県白浜町の南紀白浜空港では43.7 m/sの暴風が観測されました。
さらに、台風の中心が過ぎ去った高知県室戸市の室戸岬では、吹き返しの風で45.2 m/sの暴風が観測されました。

台風の通過時は進路の東側を中心に風雨が強まり、土砂災害や河川の増水、氾濫、倒木や停電などのおそれがあります。
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過去最高潮位に迫る高潮の恐れ

また、現在は1年でも潮位が高い時期です。特に瀬戸内海は台風の接近と満潮時刻が重なるため、過去最高潮位に迫るような高潮となる恐れがあります。沿岸部では浸水に備え、今夜は可能であれば2階以上の屋内で過ごすようにしてください。

今日23日(木)夜にかけて、大雨・暴風・高潮といった災害が同時多発的に発生する危険性があるため、厳重な警戒が必要です。

台風の名前

台風20号の名前「シマロン(Cimaron)」は、フィリピンが提案した名称で、野生の牛のことをさしています。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

特設ライブカメラ 高知市

※予告なく中断または終了する場合があります。
※ページ内で再生が出来ない場合は、https://youtu.be/JlWzNCKLEyUからご覧ください。

特設ライブカメラ 神戸市

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