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北陸で初の40℃ 34地点で観測史上1位を更新

2018/08/23 15:23 ウェザーニュース

台風20号の北上に伴い、日本列島には南東からの暖かな風が吹き込みました。この風が山越えとなり、フェーン現象が発生した北陸を中心に気温が上がって、中条では40.8℃を観測。また、同じ新潟県内の三条、大潟でも40℃に到達し、北陸地方としては統計開始以来初めての40℃を記録しました。

また、新潟39.9℃、会津若松で38.5℃を記録するなど、観測史上1位の記録を更新した地点は東北、北陸を中心に34地点に及んでいます。(14時30分まで)

明日も日本海側で猛暑日予想

明日24日(金)は台風20号が日本海に抜け、西日本を中心に南よりの風が強く吹きます。またフェーン現象により気温が上がり、九州北部から山陰、北陸にかけては猛暑日の所が多くなりそうです。

>>詳しい天気を確認

フェーン現象とは

フェーン現象とは、気流が山脈を越える際に、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで乾燥した高温をもたらす現象。

今日は、台風の東側の湿った強い南風が中部地方の山を越えるため、山の風下側となる日本海側・北陸で乾燥した高温となっています。

フェーンを漢字で「風炎」とあてることがありますが、今日の暑さは文字通りの“炎暑”と言って良さそうです。