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台風19号 50.1m/sの暴風を観測 台風20号は23日(木)に西日本を直撃へ

2018/08/22 06:13 ウェザーニュース

20日(月)21時現在、非常に強い台風19号(ソーリック)はトカラ列島付近を、強い台風20号(シマロン)は小笠原近海を、ともに西北西に進んでいます。
台風19号は九州南部・奄美地方に最接近しています。
台風20号は23日(木)に四国地方や近畿地方へ接近・上陸が予想されます。
最新情報の入手を心がけ、暴風や大雨に警戒してください。

台風19号 トカラ列島で50.1 m/sの暴風を観測

▼台風19号 21日(火) 23時現在
 存在地域   奄美大島の北約90km
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西北西 20 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
>> 最新の台風情報

台風19号は非常に強い勢力で九州南部・奄美地方に最接近しています。

進路に近いトカラ列島や奄美群島では暴風が吹き荒れており、トカラ列島十島村の中之島では19時38分に最大瞬間風速50.1m/sが観測されました。

非常に強い勢力で接近しているため、22日(水)も九州の南部や東シナ海側などで風が強い状況が続く見込みです。
<GPS検索> ピンポイント天気予報

奄美地方を通過したあとは東シナ海を北上し、23日(木)から24日(金)にかけて朝鮮半島へ接近・上陸する見込みです。

台風20号 強い勢力で四国や近畿へ接近・上陸へ

▼台風20号 21日(火) 21時現在
 存在地域   小笠原近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     西北西 30 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
>> 最新の台風情報

台風20号はこのまま北西に進み、23日(水)頃からは北上して四国や近畿地方に接近・上陸する可能性が高まっています。

進路や接近のタイミングにはまだ幅がありますが、早めの対策をして、今後の情報に注意するようにしてください。
〔会員メニュー〕3つの機関の詳しい進路予想と影響解説
九州や四国、紀伊半島南部では、台風19号のまわりを吹く湿った南東風の影響で雨雲が発達し、強い雨が降る所があります。

また、台風20号の進路に近い近畿地方や中国四国地方では、23日(木)から24日(金)にかけて雨や風が強まる見込みです。湿った南風の影響で、東日本の山沿いでも雨が強まる所があるため、進路から離れていても油断はできません。
<GPS検索> ピンポイント天気予報

台風の名前

台風19号の名前「ソーリック(Soulik)」は、ミクロネシアが提案した名称で、伝統的な部族長の称号からきています。

台風20号の名前「シマロン(Cimaron)」は、フィリピンが提案した名称で、野生の牛のことをさしています。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。