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ダブル台風 19号は夕方にも奄美が暴風域  20号は23日(木)以降、西日本上陸へ

2018/08/21 14:41 ウェザーニュース

台風19号は21日(火)10時の推定位置で奄美大島の東南東約260kmの海上にあり、西北西に時速20kmで進んでいます。
中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/sと非常に強い勢力です。
今日の夕方から夜にかけて奄美地方に最も近づきます。

台風20号は21日(火)9時現在、マリアナ諸島近海にあり、北西に時速25kmで進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。
>>最新の台風情報

台風19号 夕方~夜に奄美地方へ最接近 暴風警戒

すでに奄美大島などが風速15m/s以上の強風域に入っており、奄美大島笠利と喜界島で21.6m/sの最大瞬間風速を観測。夕方には風速25m/s以上の暴風域に入り、さらに風雨が強まってきますので、厳重な警戒が必要です。

奄美地方を通過したあとは東シナ海で北寄りに進路を変え、23日(木)から24日(金)にかけて朝鮮半島に上陸する見込みです。
>>都道府県ごとの詳しい影響〔会員メニュー〕
台風19号は非常に強い勢力で接近するため、九州の南部や東シナ海側などでも風が強まる見込みです。

台風の中心付近では10mを超える猛烈なしけとなり、太平洋沿岸でも広い範囲で5mを超える高波が押し寄せますので、海には近づかないようにしてください。

台風20号 西日本へ上陸のおそれ

台風20号は、明日22日(水)にかけて北西に進み、強い勢力まで発達する予想です。
23日(木)になると段々と北よりに進路を変え、夕方から夜にかけて四国を中心とした西日本に上陸する見込みです。
>>3つの機関の詳しい進路予想と影響解説〔会員メニュー〕

2つの台風により西日本では大雨に

台風19号の進路から離れている九州や四国でも南東からの湿った風が吹き込む影響で、山沿いを中心に雨の強まることがありそうです。

台風20号も上陸時に強い勢力を保っているため、台風の進路にあたる四国や中国、近畿では暴風雨に見舞われる恐れがあります。
また、台風の東側を吹く湿った南風の影響で、東海や関東甲信の山沿いでも雨の強まるところがあるため、離れていても油断が出来ません。

台風の名前

台風19号の名前「ソーリック(Soulik)」は、ミクロネシアが提案した名称で、伝統的な部族長の称号からきています。

台風20号の名前「シマロン(Cimaron)」は、フィリピンが提案した名称で、野生の牛のことをさしています。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

予報士による動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より