台風14号 宮古島で「50年に一度の記録的な大雨」気象台発表
2018/08/12 04:18 ウェザーニュース
11日(土)3時現在、台風14号(ヤギ)は、やや発達しながら宮古島の北北東約50kmを西に進んでいます。中心気圧は990hPaで、中心付近の最大風速は20m/sとみられます。
台風14号が接近している宮古島では深夜から激しい雨が降り続き、宮古島市城辺のアメダスでは、12日3時50分までの3時間に199.5 mmの雨量を記録しました。宮古島地方気象台は3時57分に、50年に一度の記録的な大雨となっている所があるとの情報を発表しました。
▼3時間雨量の観測
宮古島市城辺 3時50分までに199.5 mm
宮古島市平良 4時10分までに153.5 mm
宮古島空港 4時00分までに152.0 mm
低地の浸水や土砂災害に警戒
宮古島では朝にかけて、一時的に非常に激しい雨を降らせる雨雲がかかる予想です。道路冠水や低地の浸水、河川の増水や土砂災害の発生が懸念されます。外出は控え、屋内の安全な場所で過ごすようにしてください。
記録的短時間大雨情報とは?
気象庁が数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測・解析をしたときに発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
一般的に、この情報はテレビのテロップで周知されます。この情報が発表された地点は、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。
地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。