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台風14号 沖縄本島が強風域に 今夜最接近

2018/08/11 14:00 ウェザーニュース

11日(土)9時現在、台風14号(ヤギ)は沖縄の南東の海上を北西に進んでいます。那覇など沖縄本島地方が風速15m/s以上の強風域に入りました。
▼台風14号 11日(土) 9時現在
 存在地域   那覇市の東南東約230km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 25 km/h
 中心気圧   994 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s
>> 最新の台風情報

沖縄の大東島地方では、北大東で21.1 m/sの最大瞬間風速が観測されています。

11日(土)夜に沖縄本島に最接近へ

今後、台風は勢力を維持したまま北西に進んで、今夜に沖縄本島地方に最も近づく見込みです。台風の接近時は瞬間的に20m/s前後の強い風が吹き、一時的に雨が強まることがあります。

沖縄に向かう飛行機や、船などの運航に影響の出ることがあるため、最新の気象情報および運航情報をご確認ください。

▼予想される風速
 沖縄本島地方 20 m/s(瞬間的に30 m/s)
 奄美地方   17 m/s(瞬間的に30 m/s)
 大東島地方  17 m/s(瞬間的に25 m/s)
 先島諸島   15 m/s(瞬間的に25 m/s)

進路が短くなった理由 基準は3日先

今朝6時までの進路図では日本海にも予報円が描かれていましたが、9時の予報では中国大陸までの進路図となっています。これは予報が大きく変わったというわけではありません。
気象庁による進路予報では、3日先に台風の勢力を維持すると予報された台風に対して、5日先までの位置予想が示されます。今朝3時発表の予報までは、3日先も台風の勢力を維持すると予報されていたため、5日先までの進路が示されていました。
今回9時に発表された予報では、熱帯低気圧に変わると予報されるタイミングが3日先以内に迫ってきたため、5日先までの進路が示されなくなったというわけです。

なお、台風から変わる熱帯低気圧による影響が予想される場合は、引き続き情報をお伝えする予定です。

台風の名前「ヤギ」

ヤギ(Yagi)は、日本が提案した名称で、やぎ座が由来です。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。