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お盆の夏山登山、天気急変に注意を

2018/08/10 11:06 ウェザーニュース

夏は登山のベストシーズンではありますが、山の事故が多くなる時期でもあります。
今年のお盆期間は太平洋高気圧の勢力が弱く、湿った空気が流れ込みやすい状況に。登山日和に恵まれるところは少ない見込みです。

安全で快適な登山にするために、天気と注意すべき点を確認しておきましょう。

8月11日(土)山の日

東北・北海道ではスッキリしない空となり、山では風雨が続く恐れあり。
日本アルプスや関東の山でも、午後を中心に雷雨の可能性があります。

また、台風14号の北上に伴い、九州の山では強雨となる恐れがあり、台風の影響が出始めます。

8月12日(日)

台風14号の進路によっては、九州の山は雨風が強まる恐れあり。台風14号の動向に注意が必要です。

台風14号の影響で日本付近の前線が活発になり、東・西日本の山は午後を中心にニワカ雨や雷雨となる可能性があります。

8月13日(月)

前線が本州を北上し、暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。

日本アルプスや東北南部の山は雷雨となる恐れも。また、西日本太平洋側の山でも雨となり、渓流の増水に注意が必要です。

また、サハリン方面から別の前線が南下する影響で、利尻など道北の山では、午後に雨風が強まる可能性があります。

8月14日(火)

朝鮮半島を北上する台風14号の影響で、前線が非常に活発になります。

特に、北海道・東北の山は強い雨風が続き、大雨や雷雨の恐れあり。登山は控えたほうがよさそうです。
前線の南下に伴い、東日本の山でも午後は雷雨に注意が必要です。
この前線が南下する影響で、14日(火)以降も西や東日本では悪天となる可能性があります。

また、南西諸島では次の熱帯低気圧が発生する可能性があるため、最新の情報に注意が必要です。

夏山登山に行く際は

■情報の確認
山へ行く当日に、必ず天気予報を確認するようにしてください。
その際、大気の状態が不安定、山沿いを中心に天気急変に注意などが聞かれたら、中止・延期をすることも必要です。

■出発時間
雷は午後に多いため、遮るものがない山頂へは、昼前までに到着できるように出発するのが基本です。

■雷への対処
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。

■雨・寒さ対策
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具に加え、防寒着も持っていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てることもお忘れなく。