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台風13号は発達しながら北上 来週は本州接近の恐れ

2018/08/03 17:02 ウェザーニュース

台風13号は3日(金)15時現在、南鳥島近海を西にゆっくり進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。衛星画像で雲の様子を見ると、中心付近の雲がまとまってきており、発達していることを示しています。
▼台風13号 3日(金) 15時現在
 存在地域   南鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 ゆっくり
 中心気圧   998hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

今後の見解は?

台風はしばらく北西に進んだ後、5日(日)から6日(月)にかけて北寄りに進路を変え、暴風域を伴って小笠原諸島に接近する恐れがあります。

その後も北上を続けると見られますが、予報円が非常に大きく、まだ進路にはブレがあります。コンピューターシミュレーションの結果の中には本州の接近を予測するものもあるため、できるだけ最新の予報を確認するようにしてください。

>> ウェザーニュース台風Ch.

過去の台風13号サンサン

2006年台風13号サンサンのコース
台風には号数と別にそれぞれ名前がつけられています。2000年以降は台風委員会によって決められた140個の名前を順番につけ、今回の台風13号につけられた”サンサン”は4代目ということになります。

2代目にあたる2006年の台風13号は最盛期に猛烈な勢力まで発達し、石垣島付近を通過。その後は北東に進路を変えて、強い勢力で長崎県佐世保市付近に上陸。大雨や暴風、竜巻などによって大きな被害を引き起こしています。

奇しくもその時と同じ台風13号サンサン、まだ進路のブレが大きく、日本にどこまで影響するかはっきりしませんが、今後の動きに注意が必要です。

台風の名前「サンサン」

サンサン(Shanshan)は、台湾の言葉で「少女の名前」の意味。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

気象予報士による 動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より