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【富士山保全協力金】天気が悪いと協力率が下がる?

2018/08/10 10:41 ウェザーニュース

「富士山保全協力金」制度が設けられたのが2013年。富士山の5合目以上に登る人は任意で1人1000円の協力金を払うという制度です。それから5年が経過しましたが、どうなっているのでしょうか。

天気によって協力率が変わる?

富士山の登山ルートは4つありますが、山梨県(吉田ルート)と静岡県(須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)は別々に徴収しているので、それぞれ昨年までの富士山保全協力金の協力率をグラフにしました。周知されるにつれて協力率が上がると思いきや、上ったり下がったりです。
「詳しい分析はしていませんが、天気が悪いと協力率が下がる傾向があります。ザックに防水カバーを付けたり、レインウェアを着ていると財布を出しにくいからでしょう。そんな日が多い年は協力率が落ちるのかもしれません」(山梨県世界遺産富士山課)

富士山保全協力金は何に使う?

富士山保全協力金の目的は、「富士山の環境保全及び登山者の安全対策」です。具体的には何に使われているのでしょうか。

「協力金は臨時公衆トイレを設置したり、救護所を拡充したり、安全誘導員を配置したり、外国人登山者をサポートする通訳を頼むのに使われています。山小屋などのトイレは、トイレチップでまかなわれているので、協力金は使われていません」(同)

協力金を払わない人の理由は?

総じて富士山保全協力金の協力率は5〜6割です。協力金を徴収する場所の左右に通り抜けられる広いスペースがあるため、声をかけてもすり抜けて行く人が少なくないようです。協力金を払わない人の理由を集めてみました。

「トイレは有料でゴミは持ち帰りなのに協力金の意味がわからない」
「任意なんだから払わなくてもかまわない」
「関所みたいに払わないと通れなければ払った」
「入山料とわかっていたら払っていたが、ただの募金活動だと思って払わなかった」

協力率が5〜6割というのは多いのでしょうか、それとも少ないのでしょうか。2013年にユネスコの世界文化遺産に登録され、世界からも注目を集めている富士山。登録された正式名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」です。あなたなら富士山保全協力金を払いますか?