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七十二候「禾乃登」 この時期は要注意 農作物にとっての厄日とは

2018/09/02 09:33 ウェザーニュース

きょう9月2日からは、七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」が始まります。

無事に収穫できますように…

この頃は、稲穂が徐々に色づき始め、頭も下がり、着々と近づく秋の訪れを感じることができます。

しかし、稲をはじめとした農作物を無事に収穫するには、乗り越えなければならない日があるのです。

それは、立春から数えて210日目の「二百十日」と、220日目の「二百二十日」。昔から強い風が吹くまたは天気が荒れる日とされ、8月1日の八朔も含めて三大厄日と言われています。

今年でいうと、二百十日は9月1日、二百二十日は9月11日にあたります。過去の傾向から、必ずしも二百十日と二百二十日に天気が荒れるわけではありませんが、昔の人も一つの目安として、警戒していたようです。

農作物を守るには?

現代では、気軽にテレビや携帯から天気予報を確認することができますよね。
台風が来るとなれば、事前に備えることも可能です。

しかし、昔の人たちはそうもいきません。

では天候を予測出なかった時代、稲を始めとした農作物を守るために、どのようなことを行っていたのでしょうか。

風祭

昔から、台風や強い風は風神様の仕業だと信じられてきました。
そのため、二百十日や二百二十日には、風神様を追い払う、または風を鎮める祭りを行って収穫の無事を祈っていたようです。

富山で行われる「おわら風の盆」を知っている方は多いと思いますが、その他にも奈良県、龍田大社で行われる「風鎮大祭」や長野県の「とうせんぼう祭り」などがあります。

各地で賑わいを見せる風祭。その歴史的背景には、昔の人達の強い願いや苦労が垣間見えるものでした。

参考資料など

おわら風の盆ホームページ「おわら風の盆の来歴」http://www.yatsuo.net/kazenobon/history/index.html