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副虹、白虹、月光虹 いくつレア虹を見たことある?

2018/08/19 08:20 ウェザーニュース

山形県より(2018-07-29)
空を見上げて虹を見つけると、ついつい嬉しくなっちゃいますよね。

実は、一口に「虹」といってもその成因などによって、色々な種類があります。

私たちが比較的簡単に見ることのできる虹は「主虹」で、色の並び方は地面に近い方から「紫、藍(あい)、青、緑、黄、橙(だいだい)、赤」の順番になっています。

副虹(ダブルレインボー) レア度☆

主虹が見られる時にその外側に目を移すと、もう1本別の虹が見られる時があります。
これが「副虹」と呼ばれるもので、主虹と比べるとぼんやり薄い色をしています。
主虹が空気中の水滴で1回反射されたものであるのに対して、副虹は2回反射されたもの。その結果、色の順番にも違いが現れ、副虹は地面に近い方が赤になります。
英語では「double rainbow」と呼ばれる、この主虹と副虹の二つの虹は、美しく壮大な虹の一例です。

他にも、違った虹をご紹介していきます。

白虹 レア度☆☆

長野県より(2018-06-07)
小さな水滴が多い所でできやすい「白虹(しろにじ)」もしくは「霧虹(きりにじ)」と呼ばれる白っぽい虹があります。
白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいため、プリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されます。このため白く輝くのです。

月虹 レア度☆☆☆

また、まれに月の光でも虹が現れることがあります。この虹は「月虹」や「月光虹(げっこうにじ)」と呼ばれており、不鮮明ながらも漆黒の夜空に浮かぶ姿は魅力的なものです。

このように虹にはいくつもの種類がありますが、主虹以外はなかなか簡単に見ることが出来ません。虹を見るためには常に空を観察することと幸運が必要です。是非、空を見上げていろいろな虹を見つけて下さい。