月曜日にかけて九州の西を南下
台風12号は29日17時半頃に福岡県豊前市付近に再上陸しました。
その後は、あす午前0時には長崎付近に達し、海上に抜けたあとにカーブするように南下。
あすの正午には薩摩半島の西の海上へ進む見込みです。
>> ウェザーニュース台風Ch.
そして、その後の進み方がさらに異例となる可能性が出てきました。台風を監視する世界各国機関による12号の進路予想をみてみましょう。
その後は、あす午前0時には長崎付近に達し、海上に抜けたあとにカーブするように南下。
あすの正午には薩摩半島の西の海上へ進む見込みです。
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そして、その後の進み方がさらに異例となる可能性が出てきました。台風を監視する世界各国機関による12号の進路予想をみてみましょう。
ループして再び北上の予想も
注目すべきは南下後の予想です。
複数の機関が九州南部でグルっと回るように再び北上し、最終的に東シナ海を西に進む予想をしています。
南下しかけて、間違えに気づいたかのように戻って進むルートはまさに”迷走”です。
複数の機関が九州南部でグルっと回るように再び北上し、最終的に東シナ海を西に進む予想をしています。
南下しかけて、間違えに気づいたかのように戻って進むルートはまさに”迷走”です。
こうなる要因とのひとつとして考えられるのが四国沖に残る寒冷渦です。
台風が反時計回りの動きをする寒冷渦の周囲を回るように南下、弱まった寒冷渦と回転しながら一体化してループ。
その後、寒冷渦が弱まっていくことで、北に張り出す高気圧の縁辺流の流れに乗り、西へ進むと考えられます。
なお今回、関東から西日本へ逆走する形となった原因もこの寒冷渦でした。
台風が反時計回りの動きをする寒冷渦の周囲を回るように南下、弱まった寒冷渦と回転しながら一体化してループ。
その後、寒冷渦が弱まっていくことで、北に張り出す高気圧の縁辺流の流れに乗り、西へ進むと考えられます。
なお今回、関東から西日本へ逆走する形となった原因もこの寒冷渦でした。
長期存在で九州南部大雨のおそれ
台風が長時間、九州西岸に位置することで、南東からは次々に湿った空気が流れ込みます。
九州南部の太平洋側を中心に雨雲が発達しやすく、多い所では150~250mmに達するような大雨の恐れがあります。土砂災害や河川の増水などに注意が必要です。
>> くわしい各地の影響を確認
九州南部の太平洋側を中心に雨雲が発達しやすく、多い所では150~250mmに達するような大雨の恐れがあります。土砂災害や河川の増水などに注意が必要です。
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