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台風12号 今度は南へ 寒冷渦の影響がまだ残る

2018/07/29 17:28 ウェザーニュース

台風12号は29日(日)16時の推定位置で山口市付近を西進しています。今後、九州付近に達した後は南寄りへと進路を変えると見られ、九州南部の太平洋側を中心に大雨の恐れがあります。

▼台風12号 29日(日) 16時推定
 存在地域   山口市付近
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 30 km/h
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   20 m/s
 最大瞬間風速 30 m/s

>> ウェザーニュース台風Ch.

豪雨被災地は最大限の警戒を

豪雨被害の大きかった愛媛県大洲市で15:09までの1時間に37.5mmの雨を観測するなど、激しい雨となっているところがあります。

今後も広いエリアで1時間に10~20mm、四国や九州では局地的には50mm前後の強い雨を降らせる恐れがあります。

豪雨被害が大きかったエリアでは、それほど強い雨でなくとも土砂災害や川の氾濫など新たな災害発生の恐れがあるため、台風が遠ざかるまで油断は禁物です。

今度は南へ、寒冷渦の影響がまだ残る

台風12号は夕方頃には九州付近に達し、その後は次第に南寄りへと進路を変えそうです。

中国大陸に高気圧が勢力を広げていることに加え、四国沖に残る寒冷渦の周辺を回るような形で30日(月)は九州の西岸を南に進む予想となっています。

台風が長時間、九州西岸に位置することで、南東からは次々に湿った空気が流れ込みます。九州南部の太平洋側を中心に雨雲が発達しやすく、多い所では150~250mmに達するような大雨の恐れがあります。土砂災害や河川の増水などに注意が必要です。

そのほかの西日本や東日本も太平洋側を中心に南からの湿った空気が流れ込みやすく大気の状態が不安定になります。急な強い雨にご注意ください。

〔会員メニュー〕都道府県ごとの詳しい影響

気象予報士による 動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より