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台風12号 豪雨被災地は雨風に警戒を

2018/07/29 13:23 ウェザーニュース

台風12号は29日(日)13時の推定位置で広島市付近を西進しており、7月に西日本を襲った豪雨の被災地や周辺地域でも雨や風が強まっています。

▼台風12号 29日(日) 13時推定
 存在地域   広島市付近
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 35 km/h
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   20 m/s
 最大瞬間風速 30 m/s

>> ウェザーニュース台風Ch.

豪雨被災地は最大限の警戒を

台風の暴風域はなくなり、周辺の雨雲もだいぶ弱まってはいますが、愛媛県松山市では1時間に21.5mmの雨(12時40分現在)を観測するなど、激しい雨となっているところがあります。

今後も広いエリアで1時間に10~20mm、四国や九州では局地的には50mm前後の強い雨を降らせる恐れがあります。

豪雨被害が大きかったエリアでは、それほど強い雨でなくとも土砂災害や川の氾濫など新たな災害発生の恐れがあるため、台風が遠ざかるまで油断は禁物です。

夕方には九州へ、週明け以降は迷走か

午後は中四国地方を通過し、夕方頃には九州北部に達する見込みです。

30日(月)以降は日本の西の高気圧に行く手を阻まれる形で速度を落とし、寒冷渦との相互作用が加わって31日(火)にかけて九州の西岸を南寄りに進む可能性が出てきています。九州では台風の影響が長引く恐れがあるため、今後の進路の変化には要注意です。

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