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北陸でフェーン現象 昼前に新潟で38℃など猛暑日続出

2018/07/29 11:31 ウェザーニュース

台風が離れた東日本では南よりの風が強まっています。この南風が山越えとなってフェーン現象が発生している北陸地方は午前中から体温超えの猛暑の所が続出しています。11時20分までに最も気温が上がっている新潟県は38.3℃を記録しています。

猛暑日が11時の段階で40地点超え

◆最高気温ランキング 29(日)11時20分現在
1 38.3 ℃ 大潟 新潟県
2 37.8 ℃ 松浜 新潟県
3 37.7 ℃ 小出 新潟県
3 37.7 ℃ 三国 福井県
5 37.5 ℃ 寺泊 新潟県
5 37.5 ℃ 高田 新潟県
7 37.4 ℃ 輪島 石川県
8 37.3 ℃ 三条 新潟県
8 37.3 ℃ 長岡 新潟県
10 37.2 ℃ 新潟 新潟県

このほか、全国で猛暑日となっているのは11時の段階で北陸を中心に40地点をこえています。

フェーン現象とは

フェーン現象とは、気流が山脈を越える際に、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで乾燥した高温をもたらす現象です。29日(日)は、台風の東側の湿った強い南風が中部地方の山を越えるため、山の風下側の北陸で乾燥した高温となります。

北陸では体温超えの猛暑に警戒を

午後にかけてもさらに気温が上昇し、40℃に近づくような所が出てくるかもしれません。フェーン現象の影響で湿度は低く上越市高田は30%台まで低下してきました。強い風と空気の乾燥で、火災が発生すると燃え広がりやすくなります。火の元にも十分ご注意ください。
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