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関東、東海で鮮やかな夕焼け、台風の接近影響で

2018/07/30 17:42 ウェザーニュース

27日(金)、日没を迎えた関東や東海の空が鮮やかなオレンジ色に染まりました。台風12号の北上に伴って、上空に大量の水蒸気が流れ込んできたのが要因です。

東京都新宿区(7-27 18:53)

神奈川県三浦郡葉山町(7-27 19:04)
昨日は比較的乾いた空気に覆われていましたが、台風の北上とともに南からたっぷりと水蒸気を含んだ空気も一緒に北上、関東地方の上空を覆ってきています。台風接近のサインと言って良さそうです。

活発な雨雲が流れ込み今夜から激しい雨

28日午前3時の雨雲予想
関東や東海は27日(金)の夜遅くから雨雲が流れ込みやすくなります。沿岸部を中心に活発な雨雲が通過し、1時間に30~50mmの激しい雨になる所もありそうです。台風の接近前から道路冠水などの恐れがあるため、早めに警戒が必要です。

28日(土)午後からは台風本体の影響も受け、夜にかけて断続的に強い雨となります。

鮮やかな夕焼けになるメカニズム

実は空気中の水蒸気量で夕焼けの色が大きく変化します。空気中の水蒸気量が変化すると、夕焼けの色は空気中の水分量によって色に変化が生じます。

空気中の水蒸気が多いほど波長の短い青色光が散乱し、波長の長い赤色は散乱されずに目に届くため、夕陽が赤くなります。

このため、夏場は赤っぽい夕焼けを見る機会が多くなります。特に台風が過ぎた後の夕焼けが濃い赤色になるのは、空気中の水蒸気が非常に多いためです。