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台風11号が発生 日本への影響はなし

2018/07/24 01:13 ウェザーニュース

7月23日(月)21時、南鳥島の近海 で、熱帯低気圧が台風11号(ウーコン)になりました。
▼台風11号 23日(月) 21時現在
 存在地域   南鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   1000hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

今後は日本の東海上を北上し、温帯低気圧に変わる予想。日本への影響はない見込みです。
>> ウェザーニュース台風Ch.

きになる別の台風予備軍

日本付近は夏の高気圧に覆われ、猛烈な暑さが続いていますが、その周辺では雲の発生、発達が活発になっています。

今後、最も注目されるのはまだ熱帯低気圧にもなっていない、日本のはるか南の低圧部(黄色い丸で囲われた部分)。

今週後半にかけて最も発達を予想している予測モデルが多くなっています。進路のバラツキが大きいものの、北上の可能性もあり、今後の動向に注意が必要です。

7月で4個発生、平年より多く

7月に発生した台風は今回の台風11号で4個目となります。7月の平均発生数は3.6個ですから、平年よりも多く台風が発生しています。
なお、これまでの7月の最多発生数は昨年2017年の8個。台風の統計を開始した 1951 年以降、7 月の発生数としては 1971 年と並び最多となりました。

台風の名前「ウーコン」

ウーコン(Wukong)は、中国による命名。「西遊記」に登場する孫悟空の名からとっています。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。