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台風10号 沖縄から離れるも海上のうねりに注意

2018/07/21 17:45 ウェザーニュース

7月21日(土)15時現在、台風10号(アンピル)は、沖縄本島付近の海上を北西方向に離れていっています。台風の中心から離れた場所では強い風や雨に注意、また広範囲で波の高い状態が続きます
▼台風10号 21日 15時現在
 存在地域   那覇市の北北西約200km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 30km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   25 m/s
 最大瞬間風速 35 m/s
>> ウェザーニュース台風Ch.

台風から離れたところで強い風雨に注意

徳之島では最大瞬間風速30.9 m/sの暴風や、72.5 mm/hの非常に激しい雨が観測された。
台風第10号は、中心から離れた北東側を中心に暴風となっています。沖縄県の北大東空港では、21日(土)1時03分に最大瞬間風速31.4 m/sを、鹿児島県徳之島の伊仙町では、8時47分に最大瞬間風速29.6 m/sを観測しました。台風の通過後も、吹き返しの暴風や大雨に警戒してください。

▼予想される風速
 沖縄地方、奄美地方 25 m/s (瞬間的に 35 m/s)

▼予想される24時間雨量
 沖縄地方 200 mm
 奄美地方 150 mm
 九州南部 120 mm

離れたあとも高い波に注意

台風10号が離れるまで、沖縄の近海は、波高4m以上のしけです。また、台風が離れた後も22日(日)まで、南西諸島や九州の沿岸で3m以上の高波が続きます。海岸に近づくのは危険ですので、天気が回復した後もマリンレジャーは控えてください。西日本や東日本の太平洋側沿岸も、台風からのうねりが残り、外海を中心に波が高めです。海岸に近づく際はご注意ください。

▼予想される波の高さ
 沖縄地方、奄美地方 7 m
 九州南部      5 m

明日にも次の台風発生か

ルソン島の西(台湾の南西)にある熱帯低気圧が今後東へ進みながら発達。
まもなく台風になる可能性があり、先島・沖縄方面に接近する恐れがあります。
台風10号が過ぎたばかりですが、来週も次なる台風に備えが必要です。
>>ウェザーニュース台風Ch.

台風の名前「アンピル」

アンピル(Ampol)は、カンボジアの果物の名前「タマリンド」が由来です。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。