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土用の丑の日、今年は2回! 鰻だけじゃない「う」の付く食べ物

2020/07/21 06:32 ウェザーニュース

今年の「土用の丑(うし)の日」は7月21日と8月2日の2回あります。この日には鰻の蒲焼を食べる習慣がありますが、丑の日にちなんで「う」の付く食べ物なら鰻でなくてもよいとされます。あなたは、どんな「う」を食べますか?

土用は年に4回ある

土用は年に4回あり、立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間ずつを言います。通常は夏の土用(立秋直前)を言い、2020年は7月19日〜8月6日です。この期間の丑の日(十二支が毎日にふられている)に当たる7月21日と8月2日が土用の丑の日というわけです。

土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは江戸時代半ば。一説によると、平賀源内(1728〜80年)が知り合いの鰻屋から、夏に売れない鰻を売る工夫を相談され、源内が「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めました。すると大変繁盛したので、他の鰻屋も真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したと言うのです。

うどん、梅干し、瓜、牛…

実は土用の丑の日には、鰻に限らず「う」の付く食べ物でよいとされています。暑い時期ですから、ノドごしがよいうどん(冷やしうどん)、熱中症の予防に塩分を補給できる梅干し、水分補給にもなる瓜(きゅうり、すいか、白瓜など)は夏が旬、精がつくといえば鰻以上の牛(焼肉)などなど。

鰻は稚魚のしらすうなぎが獲れずに値上がりしています。鰻重や鰻丼は高くて手が出ないという人は、ほかの「う」が付くものを食べてはいかがでしょうか。