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西日本から東北で高温警戒 猛暑は7月いっぱい継続か

2018/07/17 15:29 ウェザーニュース

気象庁は7月22日以降も西日本から東北にかけての広い範囲で、気温が平年を2℃前後上回る確率が高いとして、高温に関する異常天候早期警戒情報を発表しました。

>>【地域別】この先の暑さどうなる?

ほぼ全国で平年より2℃以上暑く

この情報は7月22日〜31日の期間に対して、東北から九州北部の広範囲に出されたものです。

来週も高気圧が日本列島の広い範囲を覆い、晴れて気温の上がる所が多くなりそうです。特に東海や北陸、東北は平年よりも2℃以上高くなると見ています。東海エリアはここ数日、体温を大幅に上回る暑さが続いており、この先も一週間以上に渡って厳しい暑さが続くことになります。熱中症への備えをしっかりと行ってください。

高気圧の中心が本州の近くにあることで、南西諸島は東からの湿った空気が流れ込みやすく、気温の上昇は抑えられます。逆に気温は平年より1℃ほど低くなると見られ、低温に関する異常天候早期警戒情報が出ています。

該当のエリアと30%以上の確率で見込まれる高温の程度は以下のとおりです。

▼平均気温の平年との差(7月22日からの一週間)
・東北地方
+2.5℃以上

・北陸地方
+2.3℃以上

・関東甲信地方
+2.2℃以上

・東海地方
+2.0℃以上

・近畿地方
+1.8℃以上

・中国地方
+1.9℃以上

・四国地方
+1.9℃以上

・九州北部地方 (山口県を含む)
+1.6℃以上

・沖縄地方
−0.9℃以下

空調でしっかり熱中症対策を

蒸し暑くなるとエアコンを使う機会が増えますが、意外にも「ドライ」は「冷房」より電気代がかかることがあるのです。

東京電力が「冷房」「弱冷房除湿」「再熱除湿」のコスト比較をしたデータによると、「弱冷房除湿」が一番安く、次いで「冷房」、一番高いのは「再熱除湿」でした。
お使いのエアコンの運転切換に「ドライ(弱冷房除湿)」と「ドライ(再熱除湿)」があれば、用途に応じてお選びいただき、節約しながらもしっかり涼んでください。

異常天候早期警戒情報とは

原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の5日後から14日後までを対象として、7日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または7日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に気象庁から発表されます。