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【世界に誇る絶景】花火

2020年の東京五輪を控え、日本への関心が高まっています。私たち日本人が、もっと日本のことを知るため、日本の風景を探っていきます!

2018/08/02 10:52 ウェザーニュース

日本の夏の風物詩とも言える花火。

線香花火など仲間内で楽しめる手持ち花火も良いですが、大迫力の打ち上げ花火や仕掛け花火はイベント感もあって良いですよね。

今回は日本三大花火大会と呼ばれる花火をチェックします!

長岡まつり大花火大会(新潟県)

名物「正三尺玉」をはじめ、音楽とシンクロしたストーリー性のある「天地人花火」「花火この空の花」、復興シンボル「フェニックス」など、バラエティーに富んだ大型花火が咲き乱れます。

一見華やかに見える大花火大会ですが、長岡まつりは昭和20年8月1日の長岡空襲で亡くなられた方々の慰霊と長岡の復興を願って開催された「長岡復興祭」が起源です。そのため、大花火大会の開催日は毎年8月2、3日に固定されており、慰霊と復興、平和への祈りを込めて打ち上げている花火となっています。

▼開催日
2018年8月2日(木)・3日(金)

▼アクセス
JR上越新幹線長岡駅より徒歩30分

※詳しくは→ウェザーニュース花火Ch.

【ウェザーニューススタッフレコメンド】
観光客の方は、右岸(長岡駅側)の桟敷席から観る方がほとんどです。打ち上げのデザインは右岸で見る人メインに考えているので、見やすいのが特徴です。
一方、左岸(長岡インター側)は打ち上げ場の目の前なので右岸よりも大迫力!大手大橋、長生橋の間に無料席もあってこちらもお勧めです。

大曲の花火(秋田県)

全国でも唯一の昼花火、伝統的な十号玉の芯入割物の部、自由玉の部、創意工夫を凝らした創造花火の4部門にわたりそれぞれ繰り広げられます。

内閣総理大臣賞をはじめ、数々の褒章が授与される競技大会で、全国から選び抜かれた花火師が日本一を目指して火花をちらします。

▼開催日
2018年8月25日(土)

▼アクセス
JR秋田新幹線・奥羽本線大曲駅より徒歩30分

※詳しくは→ウェザーニュース花火Ch.

【ウェザーニューススタッフレコメンド】
2017年のウェザーニュース調査では「行ってみたい花火大会」で第2位にランクインするなど、全国でもかなり注目されている花火大会。

花火大会といえば、通常は1時間程度で終わるものが多いですが、こちらは昼花火から夜花火まで約5時間も楽しめるのも魅力。

東京都心から車で7時間、仲間たちとロングドライブを楽しみながら、夏の最後の思い出に出かけてみてはいかがでしょうか。

土浦全国花火競技大会(茨城県)

スターマイン日本一を決める大会とも言われる土浦全国花火競技大会。精魂込めて作られた色とりどりの花火がテンポ良く絶妙なタイミングで打ち上がる様は圧巻の迫力で、観る人の心をとらえて離しません。

※スターマインとは速射連発する花火のことで、短時間に数十〜百発の大量の花火玉が連続的に打ち上がります。

▼開催日
2018年10月6日(土)

▼アクセス
JR常磐線土浦駅よりシャトルバスで約10分
JR常磐線土浦駅より徒歩で約30分

※詳しくは→土浦全国花火競技大会公式サイト

花火シーズンは雷雨シーズン?

主に夏に開催される花火大会は、ゲリラ豪雨などと呼ばれる局地的な雷雨のシーズンと重なっているため、雷雨により開催可否が案じられることもしばしば……

2017年の大曲の花火に際しては、7月に大雨に見舞われたことで資材が流されるなど被害があり、また開催前日にも200mm近くの雨で観覧会場や打上会場が冠水。急ピッチの復旧作業により、開催に漕ぎ着けたという事例があります。
2013年、ゲリラ豪雨により隅田川花火大会が初の中止になった(図は当日の天気解説)
また、東京・隅田川花火大会では、2013年に激しい雷雨に見舞われたことで開始30分で途中中止に。TV中継もされる大会だけに注目度も高く、話題になりました。
2017年7月29日、雨の降るなか打ち上がる花火
隅田川花火大会は2017年にも当日19時頃の雨予想で中止が検討されました(最終的には開催され、美しい花火が鑑賞されました)。また2018年は台風12号の影響で、前日のうちに翌日への延期を決定しました。
とにかく楽しみたい花火大会ですが、不安を取り除くことも重要。なるべく最新の天気予報を確認し、不安な場合は雨具の準備、急な雷雨から身を護る経路の確保など、事前の備えが肝心です。