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西之島 火口周辺警報(入山危険)に引き上げ 周辺海域にも噴火警報発表

2018/07/13 23:18 ウェザーニュース

気象庁は、小笠原諸島・西之島で活発な噴火活動が続いていることから、13日(金)22時をもって、火口周辺警報を「火口周辺危険」から「入山危険」に引き上げました。

12日は噴火、13日は溶岩の流出を確認

海上保安庁の観測によると、航空機からの観測で、7月12日に噴火が確認されました。13日も活発な噴火活動が続き、溶岩の流出が確認されました。

西之島では今後も噴火の規模が拡大する可能性があり、火口から概ね1.5kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や溶岩流に警戒が必要として、火口周辺警報・入山規制を発表しました。

また、周辺を航行する船舶に対しては「海上警報(噴火警報)」を発表し、半径0.9海里以内の周辺海域に噴火による影響が及ぶおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。
(海上保安庁による解説)
西之島は、東京から南に約1,000km、父島から西に約130kmの位置にある無人島です。最近では、平成29年4月に噴火活動を開始し、噴出した溶岩等により新たな陸地を形成し拡大しました。平成29年8月を最後に噴火は確認されておらず、静穏な状態が続いていました。
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