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ピンクに染まる夕焼け目撃 13日の金曜日

2018/07/13 20:07 ウェザーニュース

各地で厳しい暑さとなった13日の金曜日。夕暮れ時には関東から近畿の広範囲の空が、怪しく鮮やかな色に染まりました。

ピンクに紫に世界が染まった…

東京都千代田区(07-13 19:19)
都心ではあきらかにいつもとは異なる夕焼けの色。ネオンよりも妖艶な色を醸し出しています。
神奈川県横須賀市(07-13 19:15)
鮮やかな夕焼けは、あたり一面を染めているのがわかります。

関東から近畿の太平洋側に分布

18:30頃から19:30ころまでに寄せられた目撃報告
ウェザーニュースに寄せられた目撃報告は18時から19時過ぎまでに1,000件近くに上ります。この報告の分布を見てみると、関東から近畿の太平洋側でピンク色や紫色に近い鮮やかな色をした夕焼けが見られたことがわかりました。
一方で九州などは通常のオレンジ色に近い夕焼けであることがわかります。

原因は上空に流れこんでいる「多量の水蒸気」

きょう、各地に晴天をもたらした高気圧。この高気圧の中心は九州の北西(対馬海峡)あたりにあって、その中心から少し東に離れたエリア(近畿~関東あたり)は晴れているが水蒸気の量がやや多くなっています。この水蒸気に太陽の光が散乱、変色したと考えられます。

鮮やかな夕焼けになるメカニズム

空気中の水蒸気が多いと、波長の短い青色光が散乱し、波長の長い赤色は散乱されずに目に届きます。すると夕日はいっそう赤く見え、その赤い光が上空に広がる雲を下から照らすことで雲が赤く輝き、キレイな夕焼けを見ることができるのです。

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