クーラーボックスに飲み物・食べ物
「ボランティアの鉄則は、自分の飲み物・食べ物は自分で用意することです。この暑さなので、氷を入れたクーラーボックスに飲み物・食べ物を保存し、活動中は1時間に1回は水分を補給し、塩飴などで塩分を補う必要があります」と語るのは石原操さん(44歳)です。
岡山県和気町に住む石原さんたちは、砂川が決壊して浸水した岡山市東区の平島地区で作業しています。日頃から国道の清掃などを行っているボランティアグループで、2016年の熊本地震でも現地で活動しました。今回は車で30分くらいの距離なので、5〜10人ほどが毎日通っています。
岡山県和気町に住む石原さんたちは、砂川が決壊して浸水した岡山市東区の平島地区で作業しています。日頃から国道の清掃などを行っているボランティアグループで、2016年の熊本地震でも現地で活動しました。今回は車で30分くらいの距離なので、5〜10人ほどが毎日通っています。
クールタオルに冷却スプレー
「被災地は連日厳しい暑さとなっています」と語るのは、兵庫県から駆けつけた筒井正浩さん(56歳)です。浸水被害が大きかった岡山県倉敷市真備町や、広島市安芸区矢野東などの被災地でボランティア活動をしています。
筒井さんはメンタルコーチの講演などをこなしながら、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)の被災地に入ってきたベテランのボランティアです。
「浸水被害が多いので、私たちの仕事は家財の搬出と泥出しが中心で力仕事です、濡れた畳は1枚70kgにもなって、それが1軒の家に30枚も40枚もあります。
畳の下の板をはがしたら泥出し、洗浄、消毒です。汗だくになるから、熱中症になるボランティアは少なくありません。対策は無理をせず休憩をとって水分補給、クールタオルを首に巻き、体温が上がりすぎたら冷却スプレーで冷やします」(筒井さん)
筒井さんはメンタルコーチの講演などをこなしながら、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)の被災地に入ってきたベテランのボランティアです。
「浸水被害が多いので、私たちの仕事は家財の搬出と泥出しが中心で力仕事です、濡れた畳は1枚70kgにもなって、それが1軒の家に30枚も40枚もあります。
畳の下の板をはがしたら泥出し、洗浄、消毒です。汗だくになるから、熱中症になるボランティアは少なくありません。対策は無理をせず休憩をとって水分補給、クールタオルを首に巻き、体温が上がりすぎたら冷却スプレーで冷やします」(筒井さん)
必要な装備は、帽子やタオル(直射日光を浴びない)、マスク(粉塵を吸い込まない)、ゴーグル(消毒のときは必須)、ヘッドライト(床下での作業も)、長袖・長ズボン(泥だらけになるので古着)、ゴム手袋(中に軍手をはめると蒸れにくい)、長靴(中に踏み抜き防止用のインソールも)など。
必要な機材は、スコップ(泥出し)、水切りワイパー(拭くより簡単)、古い歯ブラシ(細かいところの掃除)などですが、足りないものはホームセンターなどで調達します。
必要な機材は、スコップ(泥出し)、水切りワイパー(拭くより簡単)、古い歯ブラシ(細かいところの掃除)などですが、足りないものはホームセンターなどで調達します。
自己完結型のボランティア活動
「私の友人の家の泥出しから始めましたが、『お隣はお年寄りなので手伝ってあげて』と言われ、近所の人から『うちは男手がないから助けて』と頼まれ、やることは山のようにあります。でも、ボランティアは自分の飲食は自分で用意し、必要な機材も自分で持ち込む自己完結型が原則です」と前出の石原さんは話します。
各被災地は「災害ボランティアセンター」の設置を始めています。まだ県内や近隣県在住者に限るところが多いようですが、ライフラインの回復によって募集範囲は広がるでしょう。全国社会福祉協議会の「被災地支援・災害ボランティア情報」などで最新情報を確認してください
3連休は、普通に過ごしているだけでも熱中症になる暑さで、復旧作業や避難生活をされている場合は一層リスクが高まります。ボランティアに行かれる方は、自身で出来る限りの対策を行い、体調管理を欠かさないようにしてください。
各被災地は「災害ボランティアセンター」の設置を始めています。まだ県内や近隣県在住者に限るところが多いようですが、ライフラインの回復によって募集範囲は広がるでしょう。全国社会福祉協議会の「被災地支援・災害ボランティア情報」などで最新情報を確認してください
3連休は、普通に過ごしているだけでも熱中症になる暑さで、復旧作業や避難生活をされている場合は一層リスクが高まります。ボランティアに行かれる方は、自身で出来る限りの対策を行い、体調管理を欠かさないようにしてください。
参考資料など
被災地支援・災害ボランティア情報 https://www.saigaivc.com