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記録的大雨による浸水被害ビッグデータ分析

ー約1万件のデータを元に7日(土)時点での一次集計ー

2018/07/08 08:30 ウェザーニュース

この週末にかけて西日本を中心に多発的に発生している記録的な大雨。様々なメディアを通して、多くの浸水被害が伝えられています。

しかし、全体像がまだくわしく判明できていないのが現状です。そこで、ウェザーニュースでは7日より現地にいる皆様に緊急アンケートを実施。夜までに約10,000件近くの回答が寄せられました。

記録的大雨による被害状況
(一番水位が高かったときの浸水状況)


紫:腰以上の高さ 赤:ひざ以上の高さ
黄:足首以上の高さ 青:大きな水たまり程度

上のマップはアンケートの中で「一番水位が高かったときの浸水状況」の回答をマッピングしたものです。
※寄せられた10,000件の回答のうち、「浸水無し」の回答、および信憑性の少ない回答は省いています。
※マップを動かしながらご確認下さい。

広島・岡山・愛媛の状況

河川が氾濫した広島、岡山、愛媛に腰以上の高さの浸水が目立っています。愛媛県は腰以上がほとんど肱川氾濫の影響を受けた大洲市に分布。

一方で、広島~岡山の浸水がひどいエリアは、24時間や48時間雨量が観測史上1位を更新した地点が多数となっていて。記録的な雨量が河川氾濫⇒大規模浸水につながったと見られます。

九州北部の状況

九州北部では足首以上の浸水エリアが多く分布しています。

福岡県に注目すると、北九州エリアや久留米~太宰府エリアは足首以上が大部分(久留米周辺は腰も)なのに対し、福岡市中心部は浸水が見られません。
3時間雨量の最大値と相関があり、こちらも記録的な雨量が河川氾濫⇒大規模浸水につながったと見られます。

佐賀県では3時間雨量がほとんどの地点で100mm以上で足首以上が多く、

熊本は100mm未満(熊本45.0mm)で足首以上が見られません。
今回の回答をもとにしたマップデータ(浸水被害状況のみ)はこちらのリンクからもご覧いただけます。
>>浸水被害状況マップを見る

このほかにも、ウェザーニュースが開設した現地からの災害発生状況をTwitterなどでリアルタイムに共有する取り組み、『#減災リポート』には今回の一連の大雨に関する投稿が数百通以上届いています。
>>最新の減災リポートマップを見る

今後はさらに影響の深刻度・広がりが判明していくものと思われます。

まず現時点での状況の把握にお役立ちいただければと、速報的に情報公開、および解説をいたしました。引き続きこちらのデータ元となる緊急アンケートを実施しておりますので、該当エリアにお住まいの方は、避難行動を最優先の上お時間がある時にご協力下さい。

▶▶アンケート回答はこちら

詳細な分析は今後随時進めていき、改めて集計・分析した結果をまとめてお伝えする予定です。