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福岡や大阪など、土砂災害の危険極めて高い状態が続く

2018/07/06 11:56 ウェザーニュース

九州北部は昨夜遅くから雨が強まり、福岡県や佐賀県を中心とする広いエリアで24時間の雨量が300mm前後に達しています。この24時間だけで、7月1ヶ月分に迫るもしくは上回るような大量の雨が降ったことで、地盤が非常に緩んでいます。

九州北部・四国・近畿で土砂災害危険度が極めて高い

土砂災害危険度マップ 6日11時時点
気象庁の土砂災害警戒判定メッシュ情報によると、福岡県、佐賀県の広い範囲が「極めて危険」になっており、命に危険が及びような土砂災害が発生してもおかしくない状況です。すでに土砂が住宅に流入したり、道路の陥没、崩落も発生しています。斜面の近くには絶対に近づかず、住宅に危険が及ぶ可能性がある場合は、安全を確保しつつ、早めに避難をお願いします。

また、同様に四国や近畿の一部にも「極めて危険」なエリアが見られます。歴史的な大雨で広い範囲で多発的に土砂災害の発生する恐れがあるため、厳重な警戒が必要です。

8日(日)頃にかけて大雨が続く見込み

梅雨前線の活動が活発な状況は、少なくとも8日(日)頃にかけて続く見込みです。東海から近畿、中国、四国地方などでは、この先3日間でさらに300mm以上の雨が降ることが予想され、山沿いでは500mmを超える雨量が予想されています。

夜間の避難行動に注意を

避難行動の手段として、ひとつは避難所へ移動する方法、もうひとつは自宅の2階などその場に留まる方法があります。

どちらを選択するかは今いる場所によって異なります。

今いる場所が周辺に崖などもなく周辺より高い場所であれば、大雨の中を移動することによる危険性を避けるためにもその場に留まったほうが安全です。

これとは逆にすぐそばに崖や川があったり、周辺より低い場所であればそのようなところから離れた避難所へ移動したほうが安全です。

ただ特に夜間の屋外移動は危険な場合があるので次の3点に注意してください。

【1】単独行動はNG

 となり近所に声をかけ、単独行動は避ける

【2】水路や狭い道はNG

 水路の側や狭い道などは避けて移動する。道路冠水により水路と区別がつかなく落ちる可能性も

【3】車での移動はNG

 道路冠水により走行不能になる可能性もあります
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