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台風7号 本体から離れたところでも大雨注意

2018/07/04 01:29 ウェザーニュース

7月4日(水)0時現在、台風7号は暴風域を伴って九州の北の海上を北東へ進んでいます。速度は時速25キロと自転車なみのゆっくりとした速さで進んでいます。
▼台風7号 7月4日(水) 0時現在
 存在地域   対馬市の北東150キロ
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北東 25 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 40 m/s

長崎県は暴風域から抜けましたが、広い範囲で強い風が吹いていて、愛媛県伊方町では、午前0時20分ごろに25.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。

台風や湿った空気の影響で、台風本体から離れている、九州や四国、東海などに発達した雨雲が次々と流れ込んでいます。
>> ウェザーニュース台風Ch.

西日本で激しい雨に

午前0時までの1時間には、国土交通省が高知県いの町に設置した雨量計で55ミリの非常に激しい雨を、徳島県が上勝町に設置した雨量計で38ミリの激しい雨をそれぞれ観測しました。

これまでの雨で、熊本県と徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

<GPS検索> 1時間雨量ランキング

また、ウェザーニューズの解析では宮崎県付近で、24時間雨量が500mm程度に達したとみられます。災害が発生してもおかしくない大雨となっています。
<GPS検索> 24時間雨量ランキング

今週は台風が去った後も大雨に警戒

台風は、このあとも北東へ進み、4日夜までに温帯低気圧に変わる見込みですが、5日にかけて、非常に強い風を伴って北日本に接近する見込みです。北日本では大雨となるおそれがありますので、引き続き最新情報に注意してください。

また、台風が去った後の西日本や東日本では、湿った空気の影響や、再び活発になる梅雨前線の影響で、太平洋側を中心に災害級の大雨となるおそれがあります。油断をせずに最新情報の入手を心がけてください。
<詳細解説>台風が去った後も災害級の大雨のおそれ

気象情報 生放送中


※視聴タイミングにより、台風や大雨情報以外の放送内容となっている場合があります。
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