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2018/07/03 18:12 ウェザーニュース

活発な梅雨前線が九州から本州に停滞し、九州から東北の広範囲で大雨となりました。長崎県・熊本県・鹿児島県では、9日〜10日にかけて2日間の合計降水量が500mm前後に達した所があり、10日は鹿児島県出水市で大規模な土石流が発生し、21名が亡くなりました。また、九州から東北の広範囲で家屋の浸水被害が相次ぎ、広範囲で大雨の被害が発生しました。

◆雨量の記録

<総降水量>1997年 7月1日〜17日
阿蘇山(熊本県) 1247.5 mm
熊本(熊本県) 896.5 mm
人吉(熊本県) 792.5 mm
長崎(長崎県) 625.0 mm
日田(大分県) 618.0 mm
阿久根(鹿児島) 604.0 mm
佐賀(佐賀県) 575.5 mm
佐世保(長崎県)543.0 mm

◆被害状況

死者26名、負傷者17名、住家全壊36棟、半壊20棟、一部損壊94棟、床上浸水388棟、床下浸水8,786棟など
(防災白書より)
今週末にかけて、この事例と同様に、停滞する梅雨前線と暖かく湿った空気の影響で広範囲で大雨が予想されており、厳重な警戒が必要です。
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