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大阪などで鮮やかな朝焼け…台風と前線の影響

2018/07/03 05:49 ウェザーニュース

3日(火)の朝、大阪をはじめ広く近畿エリアで鮮やかな朝焼けが見られました。

九州の西を進む台風7号や日本海から北日本に停滞する梅雨前線に向かって、湿った空気が送られてきているため、鮮やかに染まったと見られます。

朝から神秘的な空

大阪府枚方市(3日4:49)
「薄雲が広がる空です。台風の影響で湿度が高く、雲が染まりました。蒸しっとしています。」
大阪府高槻市(3日5:07)
「山沿いに広がる雲が鮮やかに焼ける素晴らしいソライロでのスタートとなりました☆」
大阪府大阪市(3日5:08)
「こんなに鮮やかな朝焼けは未だかつて見たことがありません。これから梅雨空が戻る予報なので貴重な朝焼けでした。」

鮮やかに焼けるメカニズム

実は、空気中の水蒸気量が変化すると、朝焼け・夕焼けの色は空気中の水分量によって変化が生じます。

空気中の水蒸気が多いほど波長の短い青色光が散乱し、波長の長い赤色は散乱されずに目に届くため、赤くなります。

このため、特に台風接近時や通過時などに空が濃い色になるのは、空気中の水蒸気が非常に多いためです。

天気は下り坂へ

今日の近畿は雲が増え、午後ほど雨の降るところが多くなります。外出時に雨が降っていなくても、油断せずに傘をお持ちください。
特に南部では、台風7号の接近に伴い強雨や大雨となる恐れも。道路冠水や河川の氾濫にも注意が必要です。
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