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気象予報士が厳選!7月の空 Vol.2

2018/06/29 13:40 ウェザーニュース

天気予報を考え続けて10年。そんな空が大好きなウェザーニューズの気象予報士が厳選した、7月の空の写真(Vol.2)を紹介します。

栃木県栃木市から届いた雷
雷の発生には、雲の中に氷の粒と雪の結晶が必要。そのためには雲頂(雲の一番高い部分)の気温が-20℃を下回る必要があるとされています。
夏の場合、相当高い所まで発達した雲でなければ雷を発生させることはできません。そんな雷をゴロゴロ・バリバリと連発させる力を持つのがモクモク雲です。

写真で見るとキレイですが、実際に遭遇すると恐怖ですね。

漏斗雲・竜巻

茨城県土浦市から届いた漏斗雲
漏斗雲や竜巻が発生する場合、その上には必ずモクモク雲があります。
逆に、モクモク雲が無い所で漏斗雲や竜巻が発生することはありません。

めったに発生するものではありませんが、モクモク雲が発達する7月は竜巻が発生する数も増える時期です。

虹・光芒

上)千葉県千葉市から届いた虹
下)東京都葛飾区から届いた光芒
虹は、雨と晴れがとなり合った状況で発生します。モクモク雲による雨の時、そのとなりは晴れていることが多いので、実はうってつけの条件なんです。

光芒とは、雲や水の粒によって光の筋が強調されて見える現象です。モクモク雲は色々な光の筋を見せてくれます。

このように、恐ろしい現象や美しい現象をもたらすモクモク雲。その発達具合がわかる写真は【気象予報士が厳選!7月の空 Vol.1】で紹介しています!
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