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【週刊地震情報】2018.06.24 大阪府内で初の震度6弱の地震

2018/06/24 15:41 ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は前の週よりさらに増加しました。大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震を筆頭に、震度3以上は10回観測されました。(6月18日~23日の集計)

国内:大阪府北部で震度6弱

18日(月)7時58分頃、大阪府北部を震源とするM6.1の地震が発生。大阪市や高槻市、枚方市などで震度6弱を観測しました。大阪府内で震度6以上の地震が観測されるのは、1923年以降の統計で初めてのことです。この地震ではブロック塀や家具の倒壊などで5人の方が亡くなっています。(消防庁まとめ)

大阪府内には有馬-高槻断層、上町断層、生駒断層など複数の活断層が知られていますが、今回の地震のメカニズムについては現在の所、はっきりとはわかっていません。

余震活動はそれほど活発ではなく、震度1以上の余震は23日までに40回です。(本震はのぞく)大阪府内の震度6弱が初と言っても、これらの断層が知られているように、リスクが低い訳ではありません。

気象庁の観測データはまだ100年程度、活断層は1000年~10000年単位で活動するものもあり、”記録にない=安全”では無いことを踏まえておくことが重要です。

海外:久々にM6を超える地震が発生

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は1回発生しました。22日にバヌアツ近海でM6.1の地震が発生。

USGSの解析によるM6以上の地震は5月18日以来のことになります。(注:大阪府北部の地震はUSGSの解析ではM5.5)陸地からは少し離れた所で発生したため、揺れによる被害はなく、津波も発生していません。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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